文学

『映画の授業―映画美学校の教室から』/黒沢清 他(図書)

映画の授業―映画美学校の教室から作者: 黒沢清出版社/メーカー: 青土社発売日: 2004/04/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 34回この商品を含むブログ (28件) を見る 最近、黒沢清について調べている。 それは、“何だか違和感を覚える演出”を学びたくて…

『現代映画講義』/大寺眞輔 他(図書)

現代映画講義作者: 大寺眞輔出版社/メーカー: 青土社発売日: 2005/11/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (16件) を見る

『映像のカリスマ・増補改訂版』/黒沢清(図書)

映像のカリスマ・増補改訂版作者: 黒沢清出版社/メーカー: エクスナレッジ発売日: 2006/08/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (27件) を見る

『黒沢清の映画術』/黒沢清 (購入)

黒沢清の映画術作者: 黒沢清出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/07/28メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (86件) を見る

『いま、会いに行きます』

近年の映画、と言うよりは近年の恋愛文学というのは どれもパターンが一緒のように思える。 何か幼さという純粋さを大人まで持ち運び、 失くしてしまったものにいつまでも思いをはせる。 こういった傾向を批評文では「消失系」と呼ばれているのを何かの本で…

『東京タワー ボクとオカンと、時々、オトン /リリー・フランキー』

泣けると聞いた話は殆ど泣けず本は後1/3を残す程になったいた。 この話は小説というよりは、唯の追記であり、ありきたりな言葉で言えば 母親に宛てた最期のラブレターである。 そして、この本の最大の良い点は、 嘘がないという所である。 フィクションか…

また逢う日まで(独唱)

空は赤く、青くなっている。 朝帰りの帰り道は、いつもの嫌な匂いと口の中のザラツキがまとわりついている。 家で裸で寝ていても、ドロドロした体は浄化されない。 シャワーを浴びれば?そうじゃないさ。僕は唯、もう一つのドロドロを待っているだけ。 忘れ…

小説『アメリカの夜』という映画について

アメリカの夜 (講談社文庫)作者: 阿部和重出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/01/17メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 26回この商品を含むブログ (121件) を見る

活字渇望症

給料が入った。これで、貧乏生活からおさらばだ。 しかし、ここでいい気になってはいけない。いつも、これで気を良くして使いすぎて月末きつくなるという連鎖の鎖をそろそろ断ち切らなくては。でも、目の前に紀伊国屋があるとフラフラと入ると二千円も使って…

乱歩迷路

『江戸川乱歩傑作選』 ・『二銭銅貨』 ・『二癈人』 ・『D坂の殺人事件』 ・『心理試験』 ・『赤い部屋』 ・『屋根裏の散歩者』 ・『人間椅子』 ・『鏡地獄』 ・『芋虫』乱歩を読んでいて、ふとある種の懐かしさを感じた。それが何か、初めはわからなかった…

沁みる文体

風邪をひいてからというもの、良く眠る。薬のせいかもしれないが、それでも十五時間睡眠というのは馬鹿げている。けれども、眠れない時というのもある。眠れない時、それでも眠らなくてはいけないという観念があるため、布団から出るわけにはいかない。する…

趣味は読書・・・なんちゃって

読んだ本は部屋の上段に並べてある。自己満足。こんだけ読んだ、こんだけ頭良くなった。正直な感想、頭の悪い感想、到底読書家には程遠い思考・・・でも事実だ。だから僕は読書家でもなく、本を良く読むとも言わず、文学部でもない。趣味・読書も危ういとこ…

野ブタ。を隣町戦争で

最近、めっきっり本を読まなくなってしまった。そんな中でも読む本と言えば同じ歳ぐらいの俗に言う新人作家のもの。帯に〜賞最年少受賞とかなんやらかいてるそれです。なぜ、そんな本を読むのかというとまず、作家に対して自分のなかの欲求がなくなってしま…

『幸福な遊戯 /角田光代』

この本。まず目に付くのはその素晴らしい写真である。 之ほどまでに朝、幸福、日常、朝が訪れる=生きている、光=幸福というイメージを与えてくれた写真はない。しかし、ちょっと前から本当に本のソウチョウに写真が使われることが多くなった。 本を著者で…

蛇行する川のほとり /恩田陸』

やはり恩田陸は素晴らしい。こういうやつを求めていたのだ。 ホラーとかサスペンスなんていうカテゴリーはあまり好きでなくて、ビデオ屋なんかでもそのブースはスルーしてしまう。けれどもそんな私が好んで読むサスペンスがある。恩田陸の本だ。彼女の語り方…

理解するということは、絶望するということだ。

最近、とことん映画について考えたくなくなっていて、文学に逃げている。文学といってもいつも通り村上春樹なのだが、久しぶりに読んでみると軽くショックを受けた。今まで素敵な横文字だと信じていたわけのわからない言葉達が理解できるのだ。彼の文章のほ…