そろそろ・・・

shinka2005-12-13


最近のセイサクについては、「茜雲」(二号)が完成し、それを今週末に編集スタッフに見せて批評を仰ぎ、その後微調整をして完成(三号)するといった所でしょうか。
これと合わせて来年に開催される完成披露試写会の模様も広報班から伝わってきて、正直わくわく感と不安を同時に感じています。

そして、次回作についても進行中です。と言っても未だ脚本の段階なんですけど一応三本を予定しています。
そのうちの一本のなんですがラヴェルの「ボレロ」という曲を取り扱おうとしていて、今その曲について調べています。音楽のクラシックというのは掘れば掘るほどおもしろい話が出てきて非常に楽しいです。
前作で音楽を担当してくれた彼と喫茶店なんかで打ち合わせをしていると、大体その話の後半は音楽史になってくる。彼は大学で音楽の作曲を学んでいて、その内で音楽の歴史を話してくれるのだけれども、楽器の変容だとか、指揮者の役割、作曲家の秘話なんかは専門用語がわらずとも非常に興味深い。
300年だとか400年とかも前の話なのに何故音楽の話というのは独特の生々しさがあるのだろうか。まるで語りつくされた結果、語るために生まれてきたような話というのは音楽同様、聞きほれるほどである。

まぁラヴェルは1875年(映画の生まれる20年前)生まれと比較的最近の話になってくるんだけれどね。