上映会総評

今年の上映会は過去・将来の上映会を踏まえるに良いサンプルになったのではないだろうか。
というのは通年上映会というのは学校内の講堂等で行われるものであり、これは今までも、そしてこれからも変化がないことである。
しかしながら、今年は例年使用している特別講堂が改装中であり学外での上映を強要されることになった。これは言わば今年だけの例外的なハプニングであり、これから先はポジティブな活動がない限り経験し得ない事であろう。
ということは今回の学外での上映会は、一度限りの第三者でいられる希少なサンプルである。

まだ感想を見ていないので、熟考できていないがとりあえず書いておく。

【アンケートに回収率が90%以上】
これは通年考えられないことである。普段ならば回収率は半分かそれ以下くらいのもの。
それに比べて今年の回収率は異常なほど高い。これは、客の種類の問題である。今年の客は学外の上映会場でさえやって来た人達、つまり“うちわ”の関係者かそれ程の強者になってくる。そんな観客達ならば殆どの場合、アンケートを書くだろう。
しかし、これは同時に今まで来場していた暇つぶし・興味本位・授業の合間を付いて来た学生客を失ったということになる。そして情報宣伝部署における学内看板やビラ配布が全く機能していなかったことにもなる。これは痛い。(まぁ、「今年もやってます!」というように学内に於ける知名度的には多少なりとも貢献している点はあるが、それは当たり前のことである)

情報宣伝で言えば、今年の情宣はビラだけではなく、他の方法もその効力は全くなかったのではないだろうか。
今年は学外で行われた上映会。例年通りの繰り返されシステム化された情宣は全く無力。それは承知の事実であるにも関わらず、レベルアップや新しい方法がなかったのは怠慢に他ならない。百歩譲ってそこまで求めてないとしても、毎年続けている情報誌への掲載はちゃんとして欲しかった。これだけは今年の上映会に合致したものであろう。