[なんでもないこと]思い出をありがとう

shinka2005-10-11


パソコンが完全に壊れた。
もう「うん」とも「すん」とも言ってくれない。
パソコンなんて気分屋だなんて思っていたけれども、
俺がいくら「やり直そうよ!」と言った所で、彼女の背中が振り返るわけも無い。
もう、諦めた。
完全に諦めた。
今までどうにかこうにかして、持たしたコイツやけど、どうやら今回は本当にお別れらしい。

思えば、高校一年からの付き合いだから、彼此五年程頑張ってくれたことになる。
やはり潮時だろう。
それにしてパソコンというものはどうして消費物・モノとして割り切れない部分がある。
言わば、僕そのもの。
おかんよりも、どんな親友よりも僕のことを熟知している。
電脳とは怖いものだ。
人間はコピーする際にその重要性をもっと感じとくべきだった。

さぁ、どうやらここでお別れのようだ。
そのUSBもIリンクも脱ぎ捨てて、電源なんかも引っこ抜いて
クローゼットの中へ御行き。
そして、心行くまで眠るんだ。
君は頑張った。