春の風と共に

数週間前から指すような冷たい風の中に微かな春の匂いを感じたのもつかの間、今日の風は正しく春の風のそれだった。頬をなでるような暑くも寒くもない、心地よい風が吹いていて、僕は春の到来を感じた。それだけでウキウキするというか、楽しい気分になる。でも春は風だけを運んだわけではなかった。数日前から私を悩ましてきた著作権問題であったが、今日担当者からの電話で結構あっさりと片付いてしまったのだ。あとは実際に動くだけであった。そう考えてみると、世の中人間の感じるヘイサ感というのは風の動き一つなんだなと思った。サンボマスターも歌っている。 “いつまでもこのままに逃げていくわけには行かないぜ 僕らは〜”あぁやっぱし動けるところは残っていたが、逃げていたのだろう?と彼らに言われたような気がします。そして逃げていたものは意外と怖いものではなく、ほんとに風が通り過ぎるぐらいの、そして風の向きが変わることでしかないのだと思った。そして自分が走れば風なんて生み出せるわわけでこんなにも簡単なことなのかという、高校生のような事をこの歳になってもまたやっている。春よありがとう。Spring Thanks! あぁ英語にしたらカッコよいと思ったのにこれじゃジャスコのバーゲンセールみたいになっちゃった。