交響詩篇エウレカセブン 第26話 「モーニング・グローリー」/宮地昌幸

shinka2007-07-10


久しぶりに見直した。
やっぱり、この回のエウレカは凄まじく素晴らしい。
30分間全く集中が途切れず、一切の無駄のない構成。
たった一話に過ぎないのに、それだけで一つの物語のような圧倒的な完成度。
この一話にかけた意気込みが垣間見れる。
それは、とても簡単な事 −BOY MEETS GIRL- 
男の子が女の子に出会う。
これだけの事でも物語は生まれるし、加速し素晴らしい世界を見せてくれる。
しかも、この回ではそれだけのテーマだけではなく、
自分が主人公ではないと気付いてしまった男の大人への成長と
同時に息子の成長に喜びながらも危惧する父親の心情など
“男”のその時々に抱く葛藤を同時に持ち込んでりることにも注意して欲しい。
この点から言えば、この回の物語は幾つになっても教えられる残るべき作品であるだろう。