日焼け

shinka2007-07-08


今週から撮影をちょこちょこやっている。
今は三作品を同時並行で撮影しているんで、今何をやっているのかわからなくなるときが時たまある。
そうならないために一作品ごとに注意書きを書いて気をつけているのだが、撮影してみると余裕がなくなり雑になって、ついつい約束事を忘れてしまったりしている。大丈夫だろうか。

本格的に開始したのは水曜の撮影だったのだが、この時はとても落ち込んだ。
予定していたシーンは目論見通り撮れたのだが、急遽追加してシーンでは撮影しながら何がいいんだか全くわかならくなってしまった。どう動いてもらえばいいのか、カメラを何処に置けばいいのか、照明の角度はどうすればいいのか・・・諸々が全くもって良く見えてこない。なんだかこうピッシ!っとくる感覚がしないのだ。

今日もそういった感覚があった。
今日は須磨の海岸での撮影で日が強く参った。
撮影が終わることには皆真っ赤で、肌がヒリヒリして痛い。
しかも日曜日ということで人が多く、加えてヨットやバイクが画面を横切りウ鬱陶しくて適わない。
今日の撮影でも途中から何が良いのだかわからずに撮っていて段々と不安になってきた。
全てのカットは意図を持って撮られなくてはいけない。
という余裕も無く、半ば日射病のようにボーとガンガンと撮っていました。
しかしながら、家に帰って見直してみると別段悪いわけでもない。
というよりも自分でない人が撮ったみたいで、それもなかなか良かった。
この出来上がりを見る瞬間が最高に不安で最高に楽しい。
このためにと言っては早計だが、少なくとも撮影の疲れはなくしてくれる。
就職活動で撮影が一番好きです、と答えたが思い返してみたり、今回の撮影を考えるに
やはり撮影はきつい。しかし、ラッシュ等を見ていると全てを正当化してくれる力がある。
それは既に編集の段階の部分ではあるのかもしれないが、しかしながらこの点において僕は撮影が好きなのだ。