『轟轟戦隊ボウケンジャー』

shinka2006-03-12


今年の戦隊『ボウケンジャー』はかなり熱い。

まず、注目五人のキャラクターだが
レッドは最近多い“後から力を出すタイプ”ではなく一番強いリーダーとする古いタイプ。
不滅の牙という異名を持つ最高のトレジャーハンターだった彼は、それだけで頼りになるし過去に何があったかというのも期待できる。


ブラックは久しぶりの登場である。往々にしてこのポジションはグリーンなのだが、今回はレッドに敵対心を持つキャラクターとしてブラックを起用。向上心は人一倍強いが、どこか一匹狼的な部分も持ち、その願望がどうなるか今後に期待できる。

ブルーは一見優しそうで爽やかなの好青年なのだが、彼もスリルと達成感を求める一流のスパイという黒い過去を持つ。第三話では、自分一人のスリルよりも皆のスリルのほうが良いという素晴らしい言葉を聞かしてくれた。発展度は一番低いが安心して見れるキャラだろう。


イエローは久しぶりの天然キャラである。それもそのはず。彼女は自分が誰であるかわからなく、そして不思議な予知能力まである。もしかしたら人間でもなく、彼女自身がプレシャスである可能性が高い。どうであれラストまで彼女の話は引っ張られるだろうし、期待値も一番高い。

そして、お父さんお待ちかねのピンクである。勿論かなりの美人であり、今回は一番真面目なお姉さんタイプ。それだけに一番振り回される。期待するのはレッドに対する忠誠心とも違う思い。これがどう発展するのか見もの。



さて、次に敵なのだか今回は悪の大組織と一対一ではなく、ボウケンジャー対その他のプレシャスを狙うものという構図である。第四話が終わった時点で三組もの敵が存在する。その内、注目なのは忍者団体・ダークシャドウ風のシズカであろう。物凄いカッコでボウケンジャーと戦っている。さらにゴートム文明の神官ガジャ。このメイクは何故か懐かしさを覚えるキャラクターだ。敵については今後このような構図のまま進んでいくだろう。

そしてロボットはボウケンジャーに相応しくツルとスコップで戦う。主要ロボット・ビーグルは五体であり、そこに六番以降の強力なビーグルが今後も参戦するとう流れ。このあたりおもちゃメーカーが絡んでいるなと思い少しやになる。
おもちゃメーカーとい言えば、このロボット達はボウケンドライバーというカバンにハンドルが付いたものを装着して動かす事ができる。これは一種の鍵の役割を果たしていると思われるのだが、それにしても、戦闘中、敵が巨大化になりビーグルを呼ぶ際にこのドライバーは基地から発射され、ボウケンジャーの元に届けられる。しかし、ながら日本だけではなく世界を舞台に戦っているボウケンジャーに届けようと思うと宇宙空間まで飛ばしているのだ!そんな大気圏を突破した物体を地上にいる彼らがキャッチできるわけもないし、第一にとても面倒なのだ。だったらビーグルに最初から付けといても良いもんだ。つまりボウケンドライバーは滅茶苦茶無駄なものであり、カバンの形態からしても今後のおもちゃへの展開が見えてきて物凄い嫌だ。


また今回は戦闘に対してかなり力を入れていると思う。アクションとカメラワーク双方の合致により躍動感溢れる戦闘になっている。アクションと言えば、やはりデカレンジャーのレッドであろう。二丁拳銃の彼の初登場シーンは本当にカッコいい。
あとこのボウケンジャー戦隊もの三十周年記念作品であるらしく、ED終了後に今までの戦隊を紹介してくれるコーナーもあってとても嬉しい。