[映画]『LOST IN TRANSLATION  監督・脚本/ソフィア・コッポラ』(鑑賞会)

shinka2006-02-07


上記で“鑑賞会”となっているのは、
部活動において成された映画の批評会においてである。
私達が始めたこの行事が、下の子達にどう反応するのか心配だったが、
今このようにして行われていて大変嬉しい。


横顔、真正面、シンメトリー、流れる映像に溢れる音楽。
先ず最初に思ったことは、監督は女性であること。
次に思ったことは、画が“若いなぁ”ということであった。

何故、若いなどという言葉を使ったのだろうか。
先ず一つに切り取られた画がとてもスタイリッシュでカッコいいものに思えたからである。
次に、そしてその大半がいらないものに思えたからだろう。

上映終了後の私はこの映画を好きでも嫌いでもない普通のものとしていた。
しかし二日程たってみると(記載しているこの日)、何故だが懐かしく思えている。
それらは断片的にふと思い返してしまう。
そしてもう一度見たいとさえ思ってしまった。
何故だろうか。
きっともう一度見たところで、私の感想は変わらないように思える。
同じところで笑い、同じところで黙り、同じところで苦笑いをする。
それは予測できる。
しかし、それでもこの懐かしみは納得はしてくれないだろう。
やはり、もう一度彼らのTOKYODAYSという
「二度と来たくはない、楽しい思い出の地」
を考えて見るのもいいかもしれない。

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