合宿一日目

別段、問題視しなくてもちゃんと朝の集合時間に間に合う。バスの中、お決まりのトランプ→ビデオ→熟睡→宿というわけで到着。
宿はまぁまぁだけど、目の前に長良川があるというのは素晴らしい!
着いて、少ししてから早速川へ
そこで軽く遊んでいたのだけど、やはり何人かが中点の岩まで行くということをし始める。
あそこで、やめときゃーなぁ(;´Д`)
結論から言えば、僕は溺れかけた。
その岩に行く際に流され、最後には軽く力尽き、浮き輪を投げられ、女の子に手を差し伸べられて(映画みたいと思ったり)なんとか助かった。
帰りはもっと流されかなり溺れてて又しても浮き輪を投げられ、後輩達に引っ張ってもらってなんとか助かった。
いや、ほんと死ぬかと思った。
もう、絶対川なんか入るか!ってぐらい恐かった。

ていうか、俺すっげぇーかっこわるいわー。
僕はこういう男の子的な遊び(あるいは儀式)が苦手である。それは例えば海における飛び込みだったり、高い崖からのジャンプだったりするのだけど、そういう危険性を孕むものは往々にして少年達は好み、僕はおじけつく。
要するにへたれであるし、地元で言うところの“おじぐそ”である。
つくづく、こういう行為が成人として認められる儀式じゃなくて良かったと思う。もし、そうならば僕は今頃、村八分的な扱いを受け、それこそちゃんと生きていないかもしれない。
しかし、そう考えると、なるほど村八分というのは理にかなった行為だともとれる。つまり、生きる力のないもの、同じ事ができないものは…死ねと。それは、そういうものかもしれない。
現代はそんな事がなく、僕みたいな弱い人間でも生きれるから複雑な社会にもなるし、悩んだりと多くの問題も出てくる。
まぁ、今はそんな制度ないとしても、ある種のランク付けというものは、やはり少年達の間には未だに存在するものだ。