『SAW /ジェームズ・ワン監督』

shinka2005-01-14

バイト帰りに見てきた。今日でその劇場では公開終了なので、やはり客の数も多い。
なかなか、評判の高い今作。見終わって思ったことは、こんな胸糞の悪い映画は初めてだ。
「cube meet SEVEN」と呼ばれる近作に観客たちはやはり驚愕の展開、心理描写、そして思考の限界を求めていたと思う。かくも私もその一人だった。
けれども、その期待は見事に裏切られ、憤慨した。こんなん見に来たんじゃねーよ。もっと私の思考を興奮察せるようなロジックを、脳内を活性化させるほどの驚きを与えろよ!
話が読めるととかそんなん以前に、それはないだろ?それはやっちゃいけなかっただろう?という思いが拭えない。正直この監督に対して調子乗ってんじゃねーよと思った。脚本的な部分もそうだけど、映像的な部分で“やり過ぎ”ていて正直笑ってしまった。
この映画を見た後のやるせなさのため二時間近く梅田をうろうろしてしまった。本屋に入り、思考的興奮を覚える書物を探したが、見つからなかった。あやうく店員さんに「おもしろい本って何ですか?」と聞きそうになるほどだ。