今後の展開

さて、今はただ本を読んでいる。とてもおもしろい。それで自分の映画論とは異なった意見やら、即した内容に触れている。このように具体的なノウハウの本ではなく、もっと理論的?思想的なものを今は好む。まるで赤ん坊の離乳食みたいだ。今後はこのスタンスで過ごし、その傍らで『茜雲』の完全版をゆっくりと編集してゆく。出来れば来年はボランティア・スタッフなんかも参加したい。そしてまた、映画を撮りたいという衝動が起きたら、多分撮るだろう。次回は僕にとって正念場の作品になるだろう。ここまでの三作は言わば、制作して当たり前の作品たちである。自分の好きなものへのオマージュ、方法論自体への模索。だけれども、次の作品は本当の意味でのスタートラインというか、完全なる自由の立場からの作成である。そこでどんなテーマを扱うか、どう自分の色を出せるか、そして僕が楽しめるのか、それが難しい。
けれども、今は唯その衝動を待つだけである。それでいい。