shinka2004-05-21

処女作 “赤い傘” が映画祭で予備審査を通過し上映されることになった。
映画祭といっても今年からのやつで名前も知られていないもので、応募作品も十七作品、そのうち予備審査を通過しのは六作品。単純に約1/3ぐらいの倍率。しかも、よくもあれが通ったもんだ。作品をご覧になられた方ならお分かりのように前編パロディーと実験精神で溢れている作品で決して内容的にも技術的にも褒めれたものではない。では何故“赤い傘”を映画祭などに応募するかというともちろん最初はそんなつもりはなかった。そういった“向き”の作品でないことは明白だし、送っても無駄だと思っていた。しかし、私は次の作品で入賞を目指しているからある程度どれぐらいのものが通過するのか見て見たかったし、何よりもコンクールがあり、手元に作品があるとただ単純に出品してみたくなるのだ。元々駄目だけど、送らないよりは送るほうがいい、もしかしたらがあるかもしれないし。しかし、こういう考え方も出来る。それならばお前の作品は自分意図しない“もしかしたら”で賞賛された場合はどうする?・・・。でも、もう完成した時点で僕は作品に対して監督という立場よりは作品のファンみたいな立場をとっている。見直してみれば、ここどうな風にしてこうなっているのか思い出せないし、おもしれーなーなんて自分で思う。それはそうだ自分好みの作品なんだから。だからいくら褒められようが貶されまいが、やはりファンとしては作品の上映機会、もしくは見れる回数が増えることはやはり単純に喜ばしい。だから今回のこともやはり色々と思いはあるけど、やっぱり嬉しいです。