shinka2004-05-16

◆二日
二十歳になった。
だからなんだ。
十九歳という曖昧な時期を終え、ついに二十歳になった。少し前まで二十歳になるということで色々とあせり、その前に何をすべきかなんて考えていたけれども結局何もせずになってしまった。畜生。犯罪の一つでもやっとけば良かったな。レイプとかしたかったなぁ。
二十歳になってもあまり変わらないなんていう人がいるけれども、まぁ確かにそうだね。まるで実感もないし、実はその十二時の瞬間の記憶がない。幸か不幸か、その日はそ飲み会で久しぶりに飲みすぎてあんまり覚えてない。なにしてんだか。起きたら知らない人んちだし、何故か胸には幾つものチョップの跡、鞄には一枚の色紙が残っているし。しかもその日のうちにまた飲みで・・・う〜ん幸せ者だ。
話は戻るけれどもやっぱり変化はある。以前これからは色々なことにケジメとか責任を持ちたいと言っていたが、これは自分でも不思議に思うのだが、とても親を大事に思うようになった。前までは恥ずかしいとか世間体ばかり気にしやがって、なんて高校生らしい反抗をみせていた自分だがケロッとそんなものはなくなり今や感謝と残り少ない寿命を惜しく思う。母の日にはカーネンションを送り、自分の誕生日には両親に感謝し、初バイトでプレゼントする品物を考えることが楽しい今。なんじゃこりゃ?今までの自分からは想像も出来ない気持ち悪い行為の数々。ふむ。生きることは素晴らしい。年老いることが良いなんていわないけれども、この人間界に長くいれるということはやはり素晴らしいことだ。まだまだ世界には見とかなくちゃいけない光景や読まなくちゃいけない文章、聞かなくてはいけない音楽がたくさんある。楽しみだ。
二十歳になった。これでタバコを気兼ねなく吸えるし−今までも気兼ねなんかしたことないけど−、酒も往々しく飲める。全てフリーだ。十八になったときにもそういった特権を与えられる感覚を覚えたことはあったけれども、二十歳と言うのはもうほとんどのことに対してフリーパスになるわけで、なんかちょっと違う。しかし、それは今実感することじゃなくて、これから段々と感じさせられることだろう。
二十歳。結局のところそんな感じだ。

◆16日
このケーキは五月生まれの三人の合同誕生会のときに出されたもの。
いや、いや感謝感謝。誕生会はうちの部の同回としたんもだが、こいつらとあと二年やっていていくのか。どうなることやら。仲良くできるのかな。。。でも、最近こいつらを見ていると、あぁもう一回生じゃないなと思う。二回生になり、後輩が入ってきても自分らにはなんら変化はないなんて思っていたけれども、傍から見ていてやっぱ少しだけ大人っぽくなった。だからやっぱり、あぁ先輩になってゆくんだななんて思ったりする。そう思うとまだまだ面白いことが起きそうだな、捨てたもんじゃないなと一人でほくそ笑んだりする。