I'm a misstake

携帯で更新するのにも慣れてきてしまった。パソコンはデルによれば十日に着くらしい。正式受注受付が四日だから、それから一週間で届くなんて早すぎないか?十日から二週間って言われてたのに。まっ早いに越したことないんで助かるけど。 
最近、良く映画を見る。
ちょっと前まで全然見てなかったからそれの反動かも知れないが良いペースだ。
それで最近気付いた事があってどうやら僕は映画の読解能力が乏しい。
例えばウディ・アレンの『ギター弾きの恋』のラストで主人公が「アイム ア ミステイク!アイム ア ミステイク!(文法おかしくねぇ?)」と言いながらギターをボッコンボッコン叩き壊すという印象的なシーンがあるのだか、それを見ていた僕はポカーンとなって「なんでこのおっさんギター壊してんの?あーぁもったいな」って思って理解出来ずにいた。これは結局ギター弾きが女の人に強がったり、大切しなくて別れてしまって、後になって気付いて戻ったらもう別の奴と結婚してて、音楽よりも彼女が大切なんだという物凄くわかりやすい展開。
それは例えば相米慎二の『セーラー服と機関銃』のラスト、星泉が街頭を赤いヒールを履き闊歩し、ふと立ち止まって唇を何回か押さえるという(その後、マリリン・モンロー並みのスカートぶぁー!もあるけど)有名なシーンでさえ、「こいつタバコ吸ってんの?ぐれたん?」という勢いだ。その後星によるナレーションが入って、前のシーンのキスを回想していたとわかったものの、やはり鈍いというかアホというか全然話を見てない!ということに尽きる。

これは問題だ。
考えられるに、この2作はあまりに有名な作品だが、多分それで少し構えて、集中し過ぎて見てしまい、ワンシーン毎に見るもんだから話全体を見通せてないのかもしれない。
やっぱり映画なんて気張らずボケーと眺めて見るのが正しい鑑賞方法なのかも。
なんでもダラーと見る中にさえ集中という行為は出来るらしく、それは構えて見るよりも断然脳裏に映像や話が焼き尽くという。

なんとなくその鑑賞方法が一番良い気がしている。それは受け取り側の観客はもちろん、映画にとっても案外気楽で喜ばしい事なのかもね。