『東京流れ者/鈴木清順』

shinka2005-11-08

圧巻!なんというか自分の語彙の少なさに嘆きながらも唯「凄い!」、「おもしろい!」という表現しか出てこない。
押井の言うところの“中景”の演出が凄まじく、それは鮮やかな照明や華美なセットで有りながらも決して話を停滞たせず、気持ちの良い程盛り立てている。
話は変わるがこの時代(60年代)の女性はとても綺麗で、松原智恵子吉永小百合等、本当に息を呑む程美しい。特にそれは流行の髪型やファションに支えられいる部分もあるが、彼女等の目の輝きがフィルムを通して今の私に強い印象を与えるのはやはり本人が素晴らしいからだという理由になるのではないだろうか。